ハンブルク・どっと・コム

ひょんなことからハンブルクで生活することになったきょろパパ一家。ドイツって日本と似てると思ってたけど、やっぱりそこは「外国」でした。

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刑務所博物館

ハンブルク郊外にあるグラスモア刑務所

その施設内には刑務官だったおじさんがせっせと溜め込んだ

「刑務所グッズ」を展示した博物館があります。

暇つぶし半分、興味半分ではるばるグラスモアまで来てみました・・

グラスモア刑務所

こちらがグラスモア刑務所

外見は刑務所っていうよりどっかの学校みたいだけど、

今もたくさんの囚人を抱えている「現役」の刑務所です。

グラスモア刑務所

施設内の建物の一角にくだんの博物館が・・・。

博物館というより屋根裏にいろんなもの集めたって感じ・・・

もちろん客なんてきょろパパ以外になし・・・

元刑務官という「自称館長」さんが付きっ切りで説明してくれるんだけど

どっちかっていうと、こっちが聞いてあげてるって感じだなぁ・・・

 

親父「それではこれから説明を開始する。きちんと聞くように!」

・・・・ハッ・・・ハイっ!・・・

 

グラスモア刑務所

親父「これはみんな実際に囚人が飲み込んだ物であ~る!」

・・・マジっ?フォーク飲み込んでどうすんの?・・・

親父「そんなこと分からない・・・多分自殺しようとしたと思われる・・」

・・・どうやって取り出したの?・・・

親父「もちろん医者が手術したに決まってるだろ。自然に出すにはちょっとでかすぎるでな・・・菊のご紋串刺しってことにもなりまねん。」

・・・ま、そりゃそだな。これ自然に出したら痔主だよな・・・

 

グラスモア刑務所 

親父「これも実際に使われていた手錠だ。」

・・・これって鍵はちゃんとあるの・・・

親父「ない。だから間違ってはめてしまったら手首を切り落とさなくちゃだ。ホレっ、そこに前に来た人の手首があるだろ!?」

・・・親父、つまんね~ギャグ飛ばしてねぇで次行こうぜ!・・・

グラスモア刑務所 

親父「これはねぇ、昔の拘束具だな。」

・・・あぁ、よく中世の拷問とかのシーンで出てくるあれね・・・

グラスモア刑務所 

親父「さよう。この絵のようにして使ったんだな。」

・・・へぇ、これって本当に拷問じゃん。マジこんなんして使ったの?・・・

親父「実際に罰として使った。これを付ける時の快感・・・今でも忘れられん・・」

・・・そっち系かい!・・・

グラスモア刑務所 

親父「酔って暴れた囚人はこのようにして拘束したんだ。」

・・・酔って・・?って刑務所の中って酒飲んでいいの?・・・

親父「もちろんダメさ。でも色々な手を使って持ち込んでくるんだな。」

・・・それってチェックしないの?・・・

親父「もちろんするさ。こっちへ来い。わしが見つけた偽装グッズを見せてやる」

・・・

グラスモア刑務所 

親父「例えばこのソーセージの缶。これは見たところ何の変哲もない普通の缶じゃ。」

・・・いやっ・・あのぅ・・何の変哲もないって結構無理がありますけど・・・

親父「このコーラの缶だって、細工されてるとは分からんだろ!?」

・・・いやっ、どっちかって言うと一目で分かるような・・・

グラスモア刑務所 

親父「ところが見て驚くな。この蓋を取るとホレ、このとおり!」

・・・いや、あのぅ・・・容易に予想できる展開なんですけど・・・

親父「ここに酒を隠されたら絶対に分からん。お手上げじゃ。」

・・・分からんって、あんたの方にお手上げじゃ。そもそもソーセージとかジュースとか、そんなもん差し入れさせる方が驚きだよ。まずそこを改めた方がいいような・・・

親父「こんな巧妙な細工をするとは、敵ながらあっぱれなもんじゃ!」

・・・間違いなくあんたの方があっぱれです、ハイ・・・

グラスモア刑務所 

親父「これなんか、本当によく考えたものじゃな。聖書をくりぬくとは、普通は考えられん。」

・・・これってすっげえ初歩的な細工じゃない。普通に普通・・・

親父「こんな巧妙な細工されたら、いちいち全部のページをチェックしなくちゃ発見できん。敵もやるもんだのぉ~・・」

・・・いや、だから普通にチェックするでしょ。しない方が驚きだって・・・

親父「もっと凄いのあるぞ。こっちへ来てみろ!」

・・・本当にすげぇんだろうなぁ・・?

グラスモア刑務所 

親父「これなんかどうだ。靴の底に麻薬を隠すとは凄い発想だ。」

・・・出たぁ~、ぱっ!って、だからそれってあんたらが普通にケアしなくちゃいけない部分でしょ・・・

親父「こんな見事な細工されたら普通は発見できん。この靴を押収できたのは奇跡じゃな!」

・・・いやいや、それを奇跡と言う方が奇跡なのでは・・・?

グラスモア刑務所 

親父「そうして持ち込んだ麻薬を吸うのにいろんな物を利用してパイプが作られたんじゃ、これがそうだ。ジュースの缶にトイレットペーパーの芯、利用できる物は何でも利用したんだ。やつらも悪知恵が働く・・!」

・・・だからその前に麻薬を素通りさせる方がびっくりだっての!・・・

グラスモア刑務所 

親父「これなんか見てみろ。水道管を利用してパイプを作ってる。まったく器用なもんだ。」

・・・まったく器用って・・感心してる場合ですかぁ?工具くらいちゃんと管理しろよ・・・

グラスモア刑務所 

親父「これは房内で押収した凶器の数々じゃ。こういう凶器を隠し持って、いざというときに人質をとって脱走を図るんだな。よくやられたもんだ・・」

・・・よくやられたって、これって何の細工もしてないまんまのナイフじゃん。こういうのを見過ごすっていうチェック体制の方に問題があるんじゃないの?・・・

グラスモア刑務所 

親父「このペンを見てみろ。どっからどう見ても普通のペンだ。」

・・・・う~ん・・そうだね。・・・

グラスモア刑務所

親父「ところがだ、中にはナイフが隠されておる。まったく巧妙じゃ。」

・・・いや、確かに巧妙だけどさ、そういう私物を入れる方が問題かと・・・

グラスモア刑務所 

親父「これはロウソクを固めて作った棍棒だ。まったく手の込んだことをする・・」

・・・チキチキマシンのガンセキオープンじゃあるまいし・・・

グラスモア刑務所 

親父「囚人たちが作ったのは武器や麻薬用のパイプだけじゃないんだ。」

・・・・これって何?・・・

親父「これで湯を沸かすのさ。食堂からスプーンやナイフをちょろまかしてコードに接続する。コードの反対側を電球のコードの結びつけて、カップに入れた水にスプーンを突っ込むと湯が沸く。こうしてコーヒーを飲んだんだな。」

・・・質問!スプーンとかナイフってなくなったら分かるように管理してないの?・・・

親父「そんなたくさんある物どうやって管理するんだ!」

・・・論外!・・・

グラスモア刑務所 

親父「おっほん。これはな、5000マルク券だ。この刑務所の中だけで通用する金券だな。囚人に現金を持たせるわけにはいかんからな。こうやって金券を作ったんだ。」

・・・いや、その前にすでに持たせて問題になるような物持たせちゃってるじゃん・・・

グラスモア刑務所 

親父「この緑のやつは50万マルク券だ。50万マルクだぞ。すげぇだろ!」

・・・50万マルクって単純計算で・・・3000万円?そういや昔ドイツじゃ大デフレがあってリヤカー一杯の現金でやっとパンが一個買えた時代があったっていうけど・・囚人にそんな大金持たせてどうすんだよ~?・・・

グラスモア刑務所

親父「以上でわしのコレクションはおしまいだ。どうだ、すごかっただろ!」

・・・凄い、ある意味凄い・・・

・・・ところでさ、この刑務所には塀がないんだよね。どして?・・・

親父「塀?そんなものいらんだろ。」

・・・日本じゃ脱走できないように高い塀に囲まれてるのが常識だよ。ここの囚人は脱走しないの?・・・

親父「そもそも刑務所の中に労働場所はないからな。囚人はみな街に働きに出る。」

・・・街に?それって寝る場所が家からここになったってだけの話じゃない・・・

親父「ここで寝泊りする。それが懲役だ。」

・・・そりゃすげぇ発想だな。で、囚人が帰ってこなかったらどうすんの?・・・

親父「そんときゃ探すさ。」

・・・それでいいの?それって脱走じゃん?・・・

親父「帰ってこないやつには刑が加算される。」

・・・でも捕まんなければ逃げ得じゃん!・・・

親父「逃げおおせたものは過去には数人しかおらん。」

・・・いるんだ。帰ってこない人!・・・

親父「ま、ここの生活は快適だからな。ほとんどの者は帰ってくる。」

・・・それってそのまんま再犯率高っ!ってことだよね・・・

 

ドイツは世界第2位の犯罪大国

理由が分かった!

 

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コメント
極楽刑務所と、極楽オヤジに大笑いしました。
刑務所から普通に通勤するというこの科刑制度、
今でも同じなんですか?!
ホント、住む場所が変わったというだけで、何の
痛みも感じない刑罰ですね。

手作りの良さを大切にする博物館も見事。
ガンセキオープン、最高っす!
2009/05/23(土) 06:40:03 | URL | いの #8WFIowAI[ 編集]
このネタ、世界まる見えとかで使って欲しいですね~。もちろん、そのおじさん付きで。しかし、おそるべし、ドイツ。
2009/05/23(土) 09:08:24 | URL | Bär #-[ 編集]
いの様
オヤジご自慢のコレクションですからねぇ、相当熱が入ってました(笑)。
中でもお気に入りは50万マルク券みたいでした。どうせ他じゃ使えないっていうのに、丁寧に鍵つきのガラスケースにしまって、かつ、おいらが「写真撮らせてよ!」って頼んだら、50万マルクじゃなくて5千まるく出して来よった。ケチですねぇ・・・
ガンセキオープンは笑えましたよ。でも何で笑ってたのか誰にも理解してもらえなかったです。
2009/05/23(土) 14:29:25 | URL | きょろパパ #-[ 編集]
baer様
NG大賞って、演技でNG出してる側がふざけてたらちっとも面白くなくて、すっげぇ真面目に演技してるのに間違えるから面白いじゃないですか。
それと一緒でこのオヤジは超真面目でしたよ。でもちょっとだけずれてる。それが妙に受ける・・・。
しかし、「逃げる方が悪いんだ。刑務官は悪くない!」ですからねぇ。やっぱりドイツですね(笑)。
2009/05/23(土) 14:33:20 | URL | きょろパパ #-[ 編集]
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Author:きょろパパ
ひょんなことからハンブルクで生活することになったきょろパパ一家。愛猫きょろを日本に残し、きょろママ○○歳、長男14歳、長女11歳とともに海外生活初体験。ドイツ語もできずにど~する!!?

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